江戸川乱歩
 江戸川乱歩(えどがわらんぽ)1894〜1965
 説明不要の大巨人。創作だけでなく、研究、評論、海外作品の紹介、探偵作家クラブ(現日本推理作家協会)の設立など、日本のミステリ界に及ぼしたその業績は計り知れない。
 現在書庫として使われている乱歩邸のその蔵は探偵小説マニアにとって聖地になっており、96年にここに入れたのが僕の自慢。目録でしか見たことのない数多くの希少本をこの時見てしまったばっかりに、コレクション活動に歯止めがきかなくなりました。
 谷崎潤一郎、寺山修司と共に喜国の人格形成に大きな影響を与えています。お気に入りは、すべての短編と『孤島の鬼』『蜘蛛男』など。後期の作品にどうしようもない(でも愛すべき)ものもありますが、タイトルセンスと書き出し一行目の面白さは間違いなく世界一だと思います。


(注)蔵書数が多くて手間がかかるので、取りあえず関係グッズからアップします。


ビデオ作品
幽霊塔 大映ビデオ
48年 大映 モノクロ 78分
(監督)佐伯幸三(脚本)岡田豊・笠原良三
(出演)船越英二・羽島敏子
 呪われた屋敷に鳴り響く時計台の謎とは!? 屋敷に集まる、秘密を抱えた男と女。思惑が交錯する事件に、青年達夫が挑戦する! というお話。
氷柱の美女 大映ビデオ
50年 大映 モノクロ 87分
(監督)久松静児(脚本)高岩肇
(出演)岡譲二・相馬千恵子
 消える死体! 唇のない男! そしてクライマックスの氷柱に眠る裸女! やっぱり乱歩はエロじゃなきゃ。原作は『吸血鬼』
蜘蛛男 大映ビデオ
58年 大映 モノクロ 97分
(監督)山本弘之(脚本)陶山鉄
(出演)藤田進・岡譲二・宮城千賀子
 謎の連続美女殺人事件。蜘蛛男の企む恐ろしくも淫らな陰謀とは!? やっぱり乱歩は「淫ら」じゃなきゃ(笑)。
黒蜥蜴 大映ビデオ
62年 大映 カラー 102分
(監督)井上梅次(脚本)新藤兼人
(出演)京マチ子・大木実
 この辺になるとスタッフ、キャストが馴染み深くなるのは、有名な原作故に、金がかかっているせいなのか、それとも単に僕が生まれていたからか。
盲獣 大映ビデオ
64年 大映 カラー 84分
(監督)増村保造(脚本)白坂依志夫
(出演)船越英二・緑魔子
 日本映画史上初、SMを本格的に扱った文芸大作!! と、アオリにあるが、つまりそういう作品。やっぱり乱歩はSMなのか?
パレットナイフの殺人
46年 大映
 録画したテープのみなので詳細は不明。再生してみる時間もないので、内容はまた後で。
少年探偵団 「妖怪博士」 93年東映ビデオ
S31年 東映 モノクロ 57分
(監督)小林恒夫(脚本)小川正
(出演)南原伸二・中原ひとみ・岡田英治
 日本原子力工場を二十面相が襲う! 猛火に包まれた西洋館の少年達の運命は? というお話。
少年探偵団 「二十面相の悪魔」 93年東映ビデオ
S31年 東映 モノクロ 55分
(監督)小林恒夫(脚本)小川正
(出演)南原伸二・中原ひとみ・岡田英治
 「妖怪博士」の続きの作品。執拗に原子炉設計図を狙う二十面相! 奥多摩鍾乳洞で迎える最後の対決は如何に!?  というお話。
少年探偵団 「かぶと虫の妖奇」 93年東映ビデオ
S32年 東映 モノクロ 52分
(監督)関川秀雄(脚本)小川正
(出演)岡田英治・加藤嘉
シリーズ第3作。怪物かぶと虫を率いて原子炉の秘密設計図を狙う二十面相!! まだ狙うか原子炉設計図(笑)。そんなモン盗んでどうするつもりだ二十面相。
少年探偵団 「鉄塔の怪人」 93年東映ビデオ
S32年 東映 モノクロ 61分
(監督)関川秀雄(脚本)小川正
(出演)岡田英治・加藤嘉 
 シリーズ第4作。日本アルプスでの最終決戦。二十面相の格好が最高です。
怪人二十面相 松竹ビデオ
S29年 松竹 モノクロ 131分
(監督)弓削進(脚本)小川正
(出演)若杉英二・藤乃高子
 製作会社は違っても相変わらず原子炉設計図を狙い続ける二十面相の不思議。どうしてかと思ったら、アラ脚本家が同じ。他におらんかったんかい?
青銅の魔人 松竹ビデオ
S30年 松竹 モノクロ 126分
(監督)保積利昌(脚本)小川正
(出演)若杉英二・藤乃高子
 さすがに原子炉設計図は飽きたのか、原作どおり美術品集めに狙いを変えた二十面相。でも青銅の魔人は頭デッカチだ。
屋根裏の散歩者 94年にっかつビデオ
S51年 にっかつ カラー 76分
(監督)田中登(脚本)いどあきお
(出演)宮下順子・石橋蓮司
 とうとう成人映画です。内容は『屋根裏の散歩者』プラス『人間椅子』。きわものの雰囲気ですが、この年のキネ旬ベストテンの10位だったりします。