朝山蜻一
 朝山蜻一(あさやませいいち)1907〜79
 
49年『くびられた隠者』(「宝石」新人コンクール)にてデビュー。代表作『白昼艶夢』『巫女』等

 その昔(昭和52年頃)、沼正三(『家畜人ヤプー』の作者)の評論集『ある夢想家の手帖から』で、『僕はちんころ』というタイトルとその作者である朝山蜻一の名、「飲み屋の美人マダムに飼われている唖の矮人(こびと)の一人称で書かれた推理小説」という一文を目にして以来、気になっていた作家。雑誌「幻影城」を読んでなかった僕は95年出版芸術社の「ふしぎ文学館」シリーズで『白昼艶夢』が出版されるまでその出合いを待つ事になる。江戸川乱歩の『お勢登場』路線を踏襲するマゾヒズム探偵小説作家。僕が集めなくてどうする(笑)



処女真珠
榊原書店 S32年4月
女の埠頭
同光社 S33年4月 ※香山滋宛献呈署名有り
悪夢を追う女
あまとりあ社 S33年9月
 きよしこの肌・泥棒たちと夫婦たち・夜の扮装・蒼い湖・矮人博士の犯罪・盗癖・刈枝殺し・都落ち
キャバレー殺人事件
同光社 S33年11月 ※奥付け無し 印あり
真夜中に唄う島
雄山閣 S37年5月 函
私家版その愛(遺稿集)
同光社 S55年2月 函 ※限定非売品 探偵小説に非ず
白昼艶夢
出版芸術社 95年5月
 くびられた隠者・女には尻尾がある・白昼艶夢・美しい夏の思出・不思議な世界の死・ひつじや物語・巫女・死霊・人形はなぜつくられる・泥棒たちと夫婦たち・虫のように殺す・変面術師・矮人博士の犯罪・掌にのる女・僕はちんころ・天人飛ぶ
備考
●記述のない物は初版
●アンソロジーは省略
(98/10/17)